猫ちゃんをスマホでうまく撮影できないなぁ。いつも同じような写真になっちゃう。
こんなお悩みを抱えていらっしゃる、猫好きのあなたへ向けた記事です。
猫ちゃんがいたら、スマホのメモリーがはちきれるほど撮りますよね。
しかも1回あたりの連写数が多いのなんの。。
猫ちゃんと言えば写真ですよね。しかも手軽にとろうと思えば、やっぱりスマホ。
今回は猫ちゃんとの生活をもっともっと楽しむため、スマホでうまく撮影する方法について解説していきます。
実は写真が趣味のしゅ~まいさん。コンテスト入賞経験もありにゃよ。
スマホで猫ちゃんの撮影方法について解説した記事があまりないのでちょっと考えてみました。少しでも参考になればわたしも幸せです。ぜひ最後までお付き合いください。
手ぶれ・ピント・構図がポイント!一番重要なのは「構図」
スマホは簡単に写真を撮れますが、うまく撮影しようとすると意外と難しいものですよね。
なぜ難しいのかというと、単なる記録写真になりやすいからです
一眼レフやミラーレス一眼などと比べて、スマホのカメラはレンズも小さく、像が写るセンサーのサイズも小さいため、基本的にボケを生かした写真を撮影できません。どうしてもその場を写した単調な「記録写真」になってしまいがちですよね。
もちろん、最近は一部のスマホでトリプルレンズやデュアルレンズを搭載して背景をぼかした撮影ができたりするものもありますが。
ところで記録写真にならないようにするにはどうしたらいいのです?
スマホ撮影で重要なのは「ブレ・ピント・構図」の3つ。この中でもスマホ撮影で一番大切なのは構図だとわたしは考えていますよ。
まずスマホのカメラの使い方を知る
その前に、一番大切なことがあります
まず、初めにあなたのスマホカメラの使いかたを改めて確認してください。使いかたが分かっているだけでとっさのときの撮影に違いが出てきます。
何か難しそうですにゃ・・
いえいえ、ごくごく簡単なところを再認識するくらいでOKです。
次の4点は確認しておきましょう。
◆まずはここを確認しよう!
① どこを押せばシャッターがきれる?
② ピントはどうやって合わせる?
③ 連写はどうやってやる?
④ レンズはスマホのどの位置にある?
個人的に、「③連射のしかた」と「④レンズの位置」の把握はとても大切だと考えています!
ちなみにペットの撮影で一番需要なのは連写です。
慌ててシャッターチャンスを狙う時に、レンズがあることがわからず指が写ったり、誤ってビデオモード等にしてしまうことは避けたいところ(;’∀’)
基本的なことなんですが、まずは自分のスマホカメラの機能を確認しておきましょうね。
難しく考えなくてOKですよ
スマホでのピント合わせのポイント
スマホ撮影でのピント合わせは、ご存知の通り画面をタップして行います。簡単!
分かりやすくて使いやすいですにゃ
ポイントは、自分が狙ったところにピントが合っているかです。
猫ちゃんのどこにピントを合わせたらいいのですかにゃ
そうですねぇ、基本的には猫ちゃんの目にピントを合わせてください!これは人を撮る時でも同じなんです。
もし猫ちゃんが斜めを向いているときは、自分の手前の方の目にピントを合わせましょう。目を狙ってても鼻にピントが合ってしまう場合は、まぶた付近を狙って合わせてみるとうまくいきますよ。
ちょっと距離が離れてしまうと目に合わせにくいので、猫ちゃん全体にしっかりと合わせることになります。
何度も言うように、ピントは自分が一番見てほしい部分に合わせるのが大切!まずはそれを意識してください。
ちなみにピントを合わせていない部分は、スマホと言えども多少ボケます。これを利用して、ノーマルな性能のカメラでも面白い写真が撮れますよ。
なるほどー。自分が見てほしいところにしっかりピントを合わせるのがポイントなんですにゃ
例えば、猫ちゃんが足を投げ出している写真を撮るときは、顔ではなく肉球にピントを合わせるとか。
あと、例えばスーパーボールを前にした銀ちゃん。
スーパーボール、好きなんです。。
銀ちゃんにピントを合わせるとこんな感じで普通の写真になります。
一方、スーパーボールにピントを合わせるとこうなります。(プラス撮影の高さも変えてます)
同じ状況でも、どこにピントを合わせるかで、こんなにも印象が違う写真になるんです。このようにピント位置を変えることによって、写真の印象も大きく変わります。
意図的でないブレについて
ここでは、スマホ撮影時のブレを防止するかについて解説していきますね。
まずブレは2種類に分けられます。
◆ブレの原因
①手ぶれ :カメラが揺れることで発生するブレ
②被写体ぶれ :被写体が動くことによって生じるブレ
スマホでは特に自分で注意できる①手ぶれに気をつけましょう。
②の被写体ブレですが、猫ちゃんの動きが早すぎてシャッタースピードが追い付かなくなり、残像のようにブレて映ってしまうものです。しかし、上の写真のような動きのある写真はぶれがあるほうが躍動感は出ます。
カメラの性能やアプリの機能、部屋の明るさも関わってくるため、どうしてもスマホで対処できない場合もあります。本格的に被写体ブレを防止するには、一眼レフやミラーレス一眼など本格的なカメラでの撮影が必要になります。
①手ブレがおこらないようにするには?
◆両手でしっかりと持ちましょう
カメラが揺れることで発生する手ぶれは、いかにスマホをしっかり持ってシャッターボタンを押すかがポイント。
できれば、両手でしっかりと持つのがいいです。片手で持つ場合は、できるだけ自分の体に近づけてカメラが安定するようにしてください。
◆シャッターボタンを使い分ける
画面上にあるシャッターボタン以外にもシャッターボタンがあるときは、撮影の状況に応じて使い分けられるようにしましょう。具体的には、画面上のシャッターが押しにくいなぁっていう時はもう一つのボタンを使いましょう。
iPhoneの場合、画面下のボタンの他、「音量+ボタン」を押すことでもシャッターがきれます。
この方法は少し注意が。。
この「音量+ボタン」を使って撮影するときに注意して欲しいのは、ボタンを押した瞬間にカメラを動かさないことです。音量+ボタンまでを覆うようなカバーをつけている場合はボタンも重くなっており、特に注意が必要です。
一方で画面上のシャッターボタンは触れるだけでOK。もっと詳しく言うとタップして指を離す瞬間にシャッターが切られます。ですので、指を離す瞬間に勢い余ってスマホを揺らさないように!
②被写体ブレをふせぐには?
もう一つのブレである被写体ブレは次のことが原因でおこります。
◆被写体ブレの原因
① 被写体が動く速さにピントを合わせられない。
② 被写体が動く速さにシャッタースピードが追い付いていない。
◆①は「置きピン」で対応
スマホでの撮影の場合、一眼レフやデジイチのように被写体に焦点を当て続けるのは性能的にも限界があります。走り回る猫ちゃんやワンちゃんを撮影するには、「置きピン」を使うのも一つの手。
iPhoneの場合、画面上をタップしたままにすると、明るさとピントを固定できます。(AE/AFロック)
ピントを固定することで、その位置に猫ちゃんが来たときにリアルタイムにピント合わせをしなくてすみます。撮影方法はもちろん連写です。その付近に猫ちゃんが来たら連写!!
ピントをその場所で固定するので「置きピン」と呼びます。ワンちゃんが走ってくる写真を撮る時もこの方法で撮影できます。
ただ、実際には猫ちゃんの動きを止めるには1/500以上のシャッタースピードが必要です。これは結構早いシャッタースピードです。
そのため、②のシャッタースピードを変更できるアプリと併用が必要となります。また、明るさが足りないなど、条件によってはスマホでは撮影ができない場合もあります。
◆②はシャッタースピードを変更できるアプリが必要
シャッタースピードと言うのは、その名前の通り、シャッターが開いてから閉じるまでの時間。その時間で光を取り込むわけですね。早ければ早いほど、素早い動きの被写体をとらえることができます。
つまり、シャッタースピードをできるだけ早くすることで動いているものをブレなく撮影できるようになります。しかし残念なことが。
スマホのデフォルトカメラアプリでは、シャッタースピードはオートになっていて任意で変更できません(iPhoneなど)
じゃぁ、スマホでは自分でシャッタースピードがあげられないにゃね
いえいえ、そうではありません、一応サードパーティー製のカメラアプリでシャッタースピードを変えられるものがあります。
また、撮影する場所が明るいとシャッタースピードは速くなります。すぐにシャッターを閉じても十分な光が取り込めるからです。逆に明るさが足りないと、画像にノイズが出たりします。動きのある写真を撮影する場合は、特に明るい場所での撮影がが大切になります。
明るい部屋で撮影すると写真がきれい
写真には光が必要です。光がないと写真は撮れません。
中でも太陽光は明るく、最も写真に適した素晴らしい照明です。自然光にかなうものはありません。スマホの撮影においても、明るい場所で撮影することで、光が回ったきれいな写真を撮影できます。
先ほど解説しましたが、部屋が明るくなるとシャッタースピードを速くできるので、結果的に被写体ブレを防ぐ要素になります。
家の中で撮影する場合は、断然窓際がおすすめです。日差しがきつい場合は、薄手のカーテンを利用して光を和らげることもできます。
カーテン越しに撮っても面白いにゃよ。
明るさが欲しいからと言って強い光を当てるのはご法度。猫ちゃんの目に悪い影響が出ます!
構図やレベル(撮影時の高さ)を変えると写真も変わる
さて、スマホでうまく写真を撮りたいなら、構図とレベル(撮影時の高さ)を工夫して撮影するのが一番の近道!同じような状況の写真でも、構図とレベルが変われば写真もずいぶん変わります。
使える構図のご紹介
スマホ撮影に限らず一般的な写真撮影にも使える構図を簡単にご紹介します。
◆中央一点構図(日の丸構図)
日の丸構図と呼ばれる通り、中央にドーンと被写体を持ってくる構図です。よく初心者がやる構図で面白みに欠けると酷評されることも多い構図です。
日の丸構図がダメと言うのは特に風景写真に多いような気がしますが、猫ちゃん撮影には関係ないですよね。
猫ちゃんなどのペット撮影では被写体自身の力もありますので、単純な日の丸構図でも全然OKでしょう。スマホで一番ダメなのは、何も考えずにとりあえずシャッターを押した写真だと思います。そうなるとほんとに記録しただけの写真になってしまいますよね。
例えばこんな写真が日の丸構図です。
真ん中に銀ちゃんをどんとおいていますが、インパクトはありますよね。具体的にどういうことかというと、下の写真の通りです。
それにしてもすごいイカ耳ですな
◆三分割構図
まずはこの構図だけでも覚えて帰ってください。三分割構図は、縦と横を3分割し線を引き、その線が交わる点に被写体を配置する方法です。
下の写真はデジタル一眼で撮った写真ですが、三分割構図です。
具体的にどういうことかというと、、
こういうことです。三等分にした線の交点(この場合は右上)にメインの被写体つまり銀ちゃんを配置しています。
交点に被写体を配置することで安定感が出て、かつ写真の中にリズムも出てきます。日の丸構図が中央にドーンと被写体を置くため退屈な印象を与えてしまうのですが、この三分割構図は被写体をずらすことで、写真の中に余白を生み出します。
この余白の使いかた次第で色々な表情を写真に与えることができます。この写真では視線の先である左側に余白を設けることで、銀ちゃんが先を見ているような情感を演出しています。
先ほどのスーパーボールの写真も線を引くとこういう感じで、三分割構図を取り入れています。
何気ないこの写真も三分割構図に当てはまります。さらに、左上から右下にかけて対角線の動きもあります。何か一味違う写真には、何か違う構図が隠されています。
スマホのカメラアプリにはたいてい「グリッド」と呼ばれる補助線を画面に表示してくれる機能があります。三分割構図にかなり便利なのでぜひ利用してください。私は常に表示させています。
他にも構図の定型はありますが、まずはこの2つで十分です
アスペクト比を変えて写真の雰囲気をチェンジ!
写真の縦横の比率をアスペクト比といいます。カメラのデフォルトの値は、だいたい「4:3」もしくは「16:9」の長方形です。それ以外にもInstagramでもおなじみの比率「スクエア(1:1)」があります。正方形ですね。
スクエア写真の特徴としては、余計なものが入り込まない、おしゃれに見えるというメリットがあります。
撮影時のカメラの高さ(レベル)を変えると写真が変わるよ
猫ちゃんをはじめペットの撮影やお子さまの撮影の際、カメラを構える高さを変えるだけで写真の印象が大きく変わります。
撮影時の高さを変えてみる(ねこ目線?飼い主目線?)
撮影の時、上からカメラを構えて撮影するのがいわゆる「飼い主目線」。反対に、猫ちゃんの低い目線に合わせてカメラを構えるのが「ねこ目線」。どちらも面白い写真は撮れますが、ねこ目線の方が面白い写真が多いように思えます。
◆レベル違いでの写真の印象
(飼い主目線):猫ちゃんが可愛く映る、小さく映る、猫ちゃんが上目遣いになる
(ねこ目線) :猫ちゃんが可愛く映る、大きく映る、猫目線の世界観を表現できる
どっちも一つ目が同じですにゃんw
どちらもいいのですが、どちらかというと飼い主目線では記録写真になってしまいがちです。
ちなみに、飼い主目線の写真はこんな写真です。上から見下ろす感じですね。
え、意外と悪くないし、面白い写真が撮れてるですにゃ
そうでしょ。被写体の力も大きいのだとは思いますがw
一方、ねこ目線の写真はどうかというと。
さらに、ローレベルになるとこんな感じです
下から撮影するのも面白いですにゃ
色々な高さで撮影することで、猫ちゃんの新しい表情も見れますよ
手の位置や目線の誘導は、おもちゃやおやつを利用する
猫ちゃんの場合は、猫じゃらしなどのおもちゃや食べ物で誘導するのが一番です。おもちゃはかさばらない猫じゃらしが一択でしょうなぁ。
猫ならではの注意点!
さてさて、猫ならではの注意点を最後に簡単に解説します。
①黒目の大きさについて
黒目が大きい猫ちゃん。可愛いですよね。でも黒目が大きい時って、周りが暗い時か、もしくはちょっと興奮や警戒をしている状態なんです。細い時は顔は怖いですが、気分は落ち着いている状態なんです。黒目のときに撮影するには、おもちゃで遊んであげたりするか、暗めのところで撮影する必要があります。
目が細い方がリラックスしているという矛盾w
②イカ耳に注意!
イカ耳ってご存知ですか?猫の耳が後ろにピンって伸びている状態のことを言います。この状態のとき、猫ちゃんは警戒したり不安がったりしています。耳が真っすぐ前を向いている方が好きな人もいるでしょうが、この状態のときはそっとしてあげるのが一番です。また落ち着いてから撮影するのがいいでしょう。
③フラッシュは使わない!
フラッシュを使うのはやめておきましょう。フラシュを1回しただけでは失明はしないとされていますが、強い光によって網膜の障害やけいれんなどを引き起こす可能性もあります。使わないに越したことはありません。また、最近はやりのLED型の照明も要注意です。猫ちゃんを撮るときは、自然光で撮りましょう。
強い光は苦手にゃ
スマホをうまく使って猫ちゃんを撮影しよう!
基本的にスマホでも構図やレベルを工夫すれば面白い写真を撮影することができます。ただ、スマホでは動く猫ちゃんの撮影には限界があるかもしれません。さらにいい写真を目指したいという場合は、デジタル一眼レフやミラーレス一眼などへステップアップするのもいいでしょう。
いっぱい写真を撮って、猫ちゃんと楽しい時間を過ごしましょう!写真は一生の宝になりますよ。
かわいい姿を一杯残してあげたいですもんねー
お願いしますですにゃ
では今回はこの辺りで!ばいにゃら!
最後までご覧いただきましてありがとうございました!
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