「あー、ねこ可愛い・・・飼いたいなぁ」
猫を飼うのに悩んでいる方、いらっしゃいませんか?
迷わず飼えよ、飼えばわかるさ…
とはいかないですもんね。
飼えない理由や迷っている理由も色々あることでしょう。実際、わたしも悩みました!
今回は、猫を飼うかどうか迷っている人の参考になればと「猫を飼うメリットとデメリット」について取り上げてみます。
本記事では、猫が人の脳に与える影響について研究されている、東京農業大学の永澤巧さんのご研究もご紹介します。今、猫を飼ってる人のためにもなる情報ですので、是非ご覧ください。
ちなみに我が家では、銀ちゃんを飼ってから、色々な変化がありましたねぇ。
ねこ仲間が少しでも増えるといいですねぇ~
と、いうことで、猫を飼うと何がいいの?何が困るの?にお答えします。
※猫を飼うことは命を預かるということです。デメリットをきちんと認識したうえで飼いましょう。
銀次朗を飼うきっかけは?
きっかけはですねぇ。実は猫を飼いたいなぁと心のどこかでずっと思っていたんです。
ある日、妻の実家で飼っていた猫ちゃんが子供を3匹産みました。
ちょうど法事で妻の実家に行ったのですが、そのうちの一匹を見て運命を感じたんですね。
「飼いたい!」と思い、実家から帰るとペットグッズをネットで調べ、準備を整えました。
その後、間もなく可愛い可愛い雑種のオスねこが我が家へきて家族の一員になりました。
それが、わたくし、銀次朗でした!
まぁ、今思うと、このときは、ほんとに「勢い」でしたね。
ただ、私も妻も過去に猫を飼ったことがあったので、猫を飼うデメリットについては事前に熟知していていました。それを納得したうえで飼うことに決めました。
猫を飼ったあと、我が家ではどうなった?
わが家に小さなアイドルが生まれました!ほんとに癒しのかたまり!
わが家へ銀ちゃんが来てからどう変わったのか。
家族みんなが癒されている
とにかく、癒されています。癒されまくってます。
私も含め家族みんな、銀ちゃんを見るとほっこりします。
家族のみんなの笑顔が今まで以上に増えました。
銀ちゃんの無邪気な動きを見たり、なでなでや抱っこをしたり。
そんな可愛い銀ちゃんを見てると、自然と顔がほへ~ってなります。抵抗できません。
銀ちゃんは他の猫と比べると、多分(多分です)なでなでや抱っこを嫌がらないお利口さん。
もふもふしやすいです。お腹に顔をうずめたり、肉球をさわったりしても堂々としたものです。
おやつのため おやつのため・・・
息子の受験中に飼ったんですが、ゲームを禁止された息子にとっては、まさに憩いの場!
救いの銀次朗!心のオアシス!
試験勉強のストレスもずいぶんとやわらいだみたいです。
私たち夫婦も仕事が終わって、銀ちゃんを撫でるとその日の疲れがぶっ飛びます!
銀ちゃん、いつもありがとう〜
とんでもございません。
(ふふふ・・今夜はごちそうですね。。)
かけがえのない家族が増えた!わーい!
どんなペットも、私たちにとってかけがえのないパートナー・家族になってくれます。
大事な家族が1人増えた、そんな感じです。
銀ちゃんも、もちろんそうです。
実は、銀次朗という名前の「次」には、家族で「次男」になるからという意味を込めています。
あ、そうなんですね。知らなかったです。
子供たちにとっても、「弟が1人増えた」ように感じているようです。
まぁ、、、当の本人は、自分が一番上だと思っているに違いありませんが・・・
飼い猫は飼い主のことを、出来が悪いでかい子猫だと思っているそうですからねぇ。
もっと早く飼えばよかったと思うが、銀次朗と出会えたのでこれで良し
こんなに猫が可愛くて癒しになるなら、もっと早く猫を飼えば良かったと正直思いました。
まぁ、もっと早く飼っていれば、銀ちゃんとも出会っていなかったので、タイミング的にはこれで良かったんだろうなぁと今では思います。
そりゃ、猫を飼うんですからデメリットや困った点も当然あります。いっぱいあります。ですが、それ以上に銀ちゃんから受ける癒し効果の方が私たちにとっては大きく、喜ばしいことでした。
猫を飼うメリットは?
まずは私たち家族の場合を話しましたが、世間一般的に猫を飼ったらどんなメリットがあるのか?をまとめました。
①とにかく癒される
先ほど書いた通り、猫の癒し効果は半端ありません。
癒し効果のおかげで仕事から疲れても元気!リフレッシュできます。
子供たちにとってもなくてはならない存在になりました。
動物の癒し効果はすごいですよね。
②心が優しくなる
銀ちゃんを見ていると、心がほっこりしてきます。
わたし自身、心が穏やかになってイライラすることも少なくなりました。
猫は気まぐれなので、仕事中に邪魔をしてきたり、寝てるところに急に乗っかってきたりしますが。
猫と暮らしてると色々と我慢したり、大変なこともあります。人が猫に合わせなければなりません。ここが犬とは決定的に違うところです。
でも猫が可愛いし、癒されるし、心がほっこりするから、デメリットは苦になりません。それが猫以外のことにも波及して、生活全体において心が穏やかになるのだろうなと思います。
③子どもの情操教育にも良い
猫に限らず、ペットを飼うことは、子供にとって命の大切さを学ぶ上でとても良い人生勉強になります。
わたし自身、昔、家で飼っていた猫から命の大切さを学びました。
飼っていた猫の名前は「マイケル」というのですが、私が小学生のころから大学生になるまで生きましたが、最終的に猫エイズにかかってしまい亡くなりました。
偶然にも亡くなる直前に容体が悪化したことに気づき、心配でずっと見ていたところ、最期の瞬間を看取ることができました。
翌朝、蝋人形のように動かなくなくったマイケルの冷たさは今でも覚えてます。
可愛がって、癒されて、笑いあって、ときに励ましてもらいながら、ペットと飼い主は同じ時を生きています。
その中で、命と直に触れ、ペットと共に成長していく。これは本当に素晴らしい経験です。
やがて、いつか別れの時が来ます。必ず来ます。
別れがあるからこそ、命が尊いのだということを痛いほど知る時が必ず来ます。
子供たちにも、そんな命の尊さとやさしさを学んで欲しいなと思っています。
④猫と触れ合うと脳が活性化する
実は、最近の研究で、猫と触れ合うと脳が活性化するという研究結果があります。
脳が活性化すると、認知症など脳機能の老化を防ぎ、日々の生活を健康に送ることができます!
と言うことは、猫に触れると老化を防止できるのではないかと言うことなんですよねぇ。
これについて、東京農業大学の永澤さんが研究され、論文を発表しています。
簡単に言うと、猫をなでたり、餌をあげたり、ねこにしつけをしたり、、、ねことふれあうことで、認知を司る脳の一部分である前頭前野に血流が流れ、活性化されると言うことです。
なんと!私たち猫にそんな力があったのですね!
この点については、記事の後半で研究内容と合わせてご紹介しています!
⑤他の人にペット自慢ができる
ペットを飼うときの醍醐味として、ペット自慢でしょうな。話のネタにもなりますし、楽しいし、幸せな気分になれます。
誰しもが自分の家の猫が一番と思っていますから、写真を撮ってペットを自慢するのはついついやってしまうところ。
最近ではSNSで手軽に自分が飼っているペットのことを発信することができます。
その中で、他の飼い主のみなさまとコミュニケーションを取ることで、新しくペット仲間が増え、視野が広がり、それがまたより良く猫を飼っていくための知識にもつながります。
わたしは猫好きなので、いろいろな人が飼っている猫を見るのもすごく楽しくて癒されます!
猫を飼うデメリット
さて、いいことばかり書きましたが、猫を飼うときはメリットが多いのも事実。
しかし、先ほどお話しした通り、命が係わります。
飼ってから「やっぱりやめた」は絶対に許されることではありません。
ですので、デメリットもしっかり解説していきますね。今、飼うのを悩んでいるということは、何かしらデメリットを感じているということ。
そのデメリットをクリアできるかどうか、一緒に考えてみましょう。
途中でやーめたとならないようにするため、とても大事なことですね
費用がかかる
ペットを飼うにあたって避けて通れないのが、飼うのにかかる費用ですよね。
当たり前の話ですが、実に大切なことでもあります。
エサ代、トイレ関係など、日々使用する消耗品はもちろん、病院代など突発的に必要となる費用があります。どれくらいの費用が必要か事前にシミュレーションして、家計と照らし合わせるべきでしょう。
ペットは家族です。飼った猫を幸せにできるかどうかを見極めることが大切です。
家の中がぐちゃぐちゃになる
猫を飼うときにわたしが一番懸念したのがこれでした。
猫は本能的に爪を研ぎます。そして、基本的に興味津々な子が多いです。
つまり、猫は室内を物色したり、色んなところで爪を研いだりします。
部屋の中がぐちゃぐちゃになってしまう可能性は大い大いにあります。
避けられないと言っても過言ではありません。
それでも、被害は最小限に防ぐようにできます。私たちが気を付けることで。
対処法としては、物をきちんと片付けておく、扉やフタはきちんと閉めるなど、事前にきちんと対策することである程度は防げます。
整理整頓ですね。電気のコードも危険。イヤホンを出しっぱなしにすると瞬殺!
銀ちゃんの場合、うっかりトイレのドアが閉まりきってなかったときは、ドアの隙間からいつの間にか侵入して、トイレットペーパーがグチャグチャになってることも(泣)
誰ですか?こんなひどいことをしたのは?!
私の場合は、ぐちゃぐちゃになることは覚悟して飼いました。
家の中が臭くなる
わたしはあまり気にならないのですが、家の中が臭くなるという意見もあります。
例えば、トイレでウンコをしたときとかは臭くなります。たまにウンコを足につけてしまい、そのまま歩き出そうとすることもあります。。おしりにウンコをつけたままのときもあります。
猫はきれい好きなので体臭はほとんどありません。自分で清潔に保てる生物ですので。猫臭いということは個人的には感じてません。
まぁ、どうしてもという場合はお部屋の消臭スプレーもあります。猫用のアイテムもいろいろ出てますのでそれらを利用することで改善することもできます。
家の中が毛だらけになる
あー、これは最近特にそう思います。どこに行っても銀ちゃんの毛が落ちています。
時期によっては、次から次へと毛が抜けます。
衣類はもちろん、家中にも毛が落ちています。コロコロや掃除機、ワイパーなどによるこまめな掃除が必須です。
対処法としては、やはり日ごろからのブラッシングでしょうか。こまめにブラッシングすることである程度改善できます。
銀ちゃんの場合は暗い色の服を着ると、ものすごく目立ちます。
都度、コロコロで毛を取ってから外出しますね。
猫アレルギーには辛い家になる
実は私も猫アレルギーです(笑)
銀ちゃんが来た当初は結構アレルギー反応がありましたが、最近はあまり感じません。慣れでしょうか(;’∀’)
ただ、人によっては大変なことになるかもしれないので、アレルギーの方はお医者さんと相談してみた方がいいでしょう。基本的にアレルギーを持ってらっしゃるなら飼わない方が幸せですよね。
言うことをなかなか聞きません
これはデメリットになるのか微妙なところですが、だってそれは猫だもの、仕方ない。
気まぐれなので、甘えるときはどんどん甘えてきます。ツンデレなのです。
クリッカーを使用して芸を教えることもできますが。銀ちゃんにも今教えていますよ。
この点に関しては、人間が猫に合わせるというのが大事です。
深夜や早朝に起こされて寝不足になる
このイラストの状況、本当にあるんです(笑)しかも結構頻繁に。
猫は夜行性ですので、夜にドタバタすることも当然あります。しかも突然!夜泣きをしたりすることもあります。夜行性とはいっても、朝や日中はずーっと寝ているのかと言うとそうでもありません。
初めは大変でしたが、これも慣れました。個人差があるので、一概には言えませんが。
一つ言えるのは、家族の誰かが夜鳴かれたり暴れたりされるのは嫌だと反対するなら、飼うのを控えた方が賢明です。もしくは、その人だけ耳栓をしてもらって別室で寝てもらってください。
遠出をしづらくなる
時期的に旅行や外出がなかなか積極的にいけない状況ではありますが、猫を飼ってから何日間も長期的に家を空けることができなくなりました。
ただ、ペットホテルというペット専用のホテルや、ペット同伴OKのホテルもありますので、これらをうまく利用すれば外出することもできます。
また、猫は基本的に留守番が得意な生物です。猫って、家に人がいない方が楽なんですよ。気をつかわなくて済むのでほんとにのびのびしてます。
外出するときにペットの見守りができるカメラもあります。
高額なカメラもありますが、いらないスマホがあれば見守りカメラアプリを使って監視することができますよ!
おすすめの見守りカメラアプリは、「Alfred Camera」です。私も使っています。無料で機能が豊富なんです。
以下の記事で詳しく説明していますので、気になる方は要チェックです!
最近の研究:猫と触れ合うと脳が活性化する?!
猫と触れ合うことで「幸せホルモン」と呼ばれるオキシトシンが分泌されて、幸福感が得られるというのはご存知の方も多いかと思います。
近年の研究により、「ペットを飼うことで人の脳の認知機能へ良い影響を与える」ことが分かってきているそうです。脳の認知機能低下による認知症などが問題となっており、脳を活性化させることが生活においても重要なことであるとされていますよね。
しかし、ペットを飼うことが、なぜ人の脳に良い影響を与えたり、健康につながったりするのかについては、まだはっきりとした根拠がなく、特に猫に関しての調査も進んでいません。
東京農業大学大学院の永澤氏による研究
このような状況の中、猫がなぜ人の脳機能に影響を与えるのかという研究をされている方がいらっしゃいます。東京農業大学大学院の永澤巧さんです。
永澤さんの研究では、被験者を集め、研究室の猫とふれあうことで被験者の脳活動がどのように変化するか実験を行いました。ここで、簡単に研究の内容をご紹介します。
永澤さんは、猫とのふれあいを、①えさや水を与える(Feed)、②遊ぶ(Play)、③猫に指示命令を与える(Train)、④なでる(Touch)の4種類に分けました。ちなみに研究所の猫ちゃんは、お手など数種類の指令に対応できる猫ちゃんだそうです。えらいですねえー。ちらっ
私も芸の一つや二つ・・・・・・早食いくらいですかね
そして、被験者がそれぞれのふれあいを行っているとき、被験者の脳でどのような活動が行われるかを調べました。なお、調べるのは前頭前野と呼ばれる認知機能をつかさどる脳部位での活動です。
猫との触れ合いは脳を活性化させる!
結果、ふれあいの種類に関係なく脳が活性化したことが分かりました。
これらのふれあいは、猫を飼っている方々にとっては、日常的な当たり前のふれあいですよね。
今回の実験で猫を飼っていると日常的に脳が活性化し、脳機能活動を高めることが分かりました。ペットが人の脳の認知機能に影響を与える根拠になる可能性がある結果が出た、ということになります。
さらに、ここからが面白いのですが、一番脳が活性化したのが、なんと「猫に指令を出す」ときでした。特に左下前頭回(IFG)と呼ばれる「非言語コミュニケーション」などを司るとされている脳部位で活性化しました。
永澤さんは、4種類のふれあいの中で、どれだけ思い通りに猫が動いてくれたか」を聞き、「ふれあい成功率」として数値化。
猫って基本的に言うこと聞かない動物じゃないですか。
なので、一番ふれあい成功率が低かったのが「指令を出す」というふれあいだったのですが、それにも関わらず、その「指令を出す」ときが最も脳が活性化したいう結果が出ました。
永澤さんは、「猫の気まぐれな気質が人の脳の活性化をもたらす要因の一つになる」可能性があるとして研究を続けておられます。
おもしろいですよね。ツンデレな言うこと聞かない猫ちゃんだからこそ、より脳が活性化され、より健康へつながっていくだなんて。
そして、非言語コミュニケーションを司るとされる「左下前頭回(IFG)」での活性化のため、ASD(自閉スペクトラム症、アスペルガー症候群)の治療の可能性もあるとのこと。
今後も猫に関する研究を続けられる永澤さんを、猫好きとしても応援します!
参考文献:
Nagasawa T, Ohta M, Uchiyama H (2020) Effects of the characteristic temperament of cats on the emotions and hemodynamic responses of humans. PLOS ONE 15(6): e0235188.
⇒https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0235188
まとめ 今猫を飼うかどうか迷っている人へ
私たちの場合は、デメリットよりもメリットの方が価値が大きく、猫から受ける癒しの効果は何物にも代えられないものでした。
しかし、猫を飼うにはデメリットがあるのも事実。
今現状、猫を飼うのをためらっている理由をあげて、それをクリアできるか考えましょう。
どうしてもクリアできない場合、またクリアできそうだが気持ちがすっきりしない場合、そんなときはまだ飼うべき時ではありません。
トラブルが起きたときに「なんとかなる!」じゃなくて、「なんとかする!」って思えるなら、今すぐに猫を飼っても大丈夫です。
きっと素晴らしい毎日が待っていますよ!
ネコを飼った時は、是非教えてくださいね!
無事に猫を飼った後は、次の記事を読んで猫と仲良くなってくださいね。
それでは、今回はこの辺で。おしまい!
猫との暮らしに幸あれ!
遊びに来ていただいてありがとうございます!
感謝 感激 銀次朗です❤
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